Safaba Translation Solutionsが翻訳ソフトウエアで世界市場に参入

5年前、Carnegie Mellon 大学言語技術部研究員Alon Lavieは、翻訳ソフトウエアが世界規模の米国大企業にとって重要なサービスになると確信しました。

「これらの会社のニーズを満たすための良い方法は今までありませんでした」

そして、Safaba Translation Solutions LLC が誕生しました。

Squirrel Hill ソフトウエア会社は3年前にLavieとRobert Olszewski によって設立され、企業の国内販売言語を高精度、かつ人間の場合よりも低コストおよび迅速に自動翻訳するソフトウエアを開発しました。

人間の翻訳者は正確性で優れていますが、作業スピードが遅く、さらに高いコストがかかります。

Safabaは社員12名の小さな翻訳会社ですが、最近は融資の獲得に成功したので急成長するかもしれません。

顧客数や売り上げなどは公表されていませんが、PayPaleBay社所有のオンライン支払いサービス、コンピューター企業のDellなどのビッグネーム会社を顧客に引き寄せていることがわかっています。

スウィックリー市(Sewickley)に本社を置く民間企業『Newlin Investmen』は8月、Safabaの社員増加と技術開発に使う資金を提供しました。Safabaは今のところ30の言語を取り扱っています。

Newlin Investment取締役Bill Newlinは「Safabaのポテンシャルはでっかいよ」と述べています。

Dick's Sporting Goodsの元重役NewlinはSafabaのソフトウエアのことを「最先端だよ」と話しています。

このソフトウエアでは特定の専門用語や製品名を抽出し、それを顧客が理解できるナチュラルな文体で翻訳します。

SafabaのUdi Hershkovichは次のように説明します。「正確な翻訳のキーポイントは、訳者が変換したものを利用することにある。わが社のソフトウエアは、特定の用語がどのように翻訳されたかを学習し、その知識を応用することができる。こんなことできるのはうちぐらいだと思うよ」。彼はSafaba技術の潜在的市場について言及し、「オンライン世界の90%は英語以外の言語である」と述べました。

Newlinは自動翻訳市場が何十兆円にも達すると予想しています。

Hershkovichはこのような予測があまりにも大ざっぱすぎると指摘していますが、2018年までに100億ドルに達しいても不思議ではないと考えています。

リアルタイムで自動翻訳するソフトウエアの開発が成功のカギになるでしょう。オンラインチャットは企業間の一般的なコミュニケーション・ツールとなってきています。

翻訳が速ければ速いほど、クライアントは製品を市場に早く投入できるようになり、それがアドバンテージとなります。

企業向けのリアルタイム翻訳サービスが主役になる時代は来るのでしょうか。きてほしくないですねー