Duavee

中等度から重度の閉経期一過性熱感またはホットフラッシュ(hot flash：血管運動症状[vasomotor symptom])を患う女性への治療薬として、Duavee(抱合エストロゲン[conjugated estrogen]/バゼドキシフェン[bazedoxifene])がFDA承認されました。同薬は閉経後の骨粗しょう症( osteoporosis )を防ぎます。

Duaveeはエストロゲンとエストロゲン作用薬/拮抗薬(バゼドキシフェン)から成る初のFDA承認薬です。Duaveeのバゼドキシフェン成分が子宮内膜増殖症( endometrial hyperplasia)リスクを低下させます。
Duaveeは子宮を有する閉経後女性のみに適用されます。エストロゲンを含有する他の製剤と同じように、Duaveeは治療目標に沿って短期間使用されなければなりません。また、骨粗しょう症の予防のみに使用する場合には、同疾患のリスクが非常に高い女性にのみ使用されます。

Duavee投与で確認された最も一般的な副作用は、筋肉のけいれん(muscle spasm)、吐き気、下痢、消化不良(dyspepsia)、上腹部痛(upper abdominal pain)、口腔咽頭痛(oropharyngeal pain)、目まい(dizziness)、頚部の痛み(neck pain)です。同薬はエストロゲンを含むので、エストロゲン製品と同じ枠付きの警告欄(Boxed Warning)と他の警告文、使用上の注意を載せる必要があります。