Sigmo(音声翻訳デバイス)

外国でその国の言葉を知らないのに、地元の人と簡単にコミュニケーションをとっているところを想像してみてください。そんなことできるわけないじゃん、と思うかもしれませんが、Indiegogoでクラウドファンディングされている翻訳デバイス『Sigmo』を使えばそれが可能になるかもしれません。これはAndroidiOS装置にクリップで簡単に取り付けることができ、2つの異なる言語を翻訳します。

来年1月からは50ドルぽっきりを追加で払えば、Sigmo以外にステンレス製クリップ、ネックストラップが手に入ります。世界のどこにいようが発送手数料は請求されません。

Sigmoはボタンを押すだけで2つの言語を翻訳します。母語と翻訳対象言語をセットするためにBluetooth対応のAndroidiOSスマートホンが必要になります。今のところ25の言語が利用できます。例えばアメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語、カナダ英語、スペイン語、フランス語、フィンランド語、ドイツ語、イタリア語、日本語、中国語、韓国語、オランダ語ノルウェー語、スウェーデン語、ロシア語、ヘブライ語などです。

Bluetoothに接続するとスマートホンのバッテリーがすぐになくなりますよね。しかしSigmoのアプリは最小限のバッテリー消費ですむそうです。

音声翻訳サービスではネット接続がまだ必要になりますが、わずかなインターネットトラフィックしか使わないので、高速度の接続は必要ありません。データ接続なしで機能するオフライン翻訳もすぐに実用化する予定です。

言葉を翻訳する以外に、このデバイスは言語学習で利用することもできます。3.5mmの差込み口にヘッドホンをつなげば誰でも外国語を学べます。

僕は絶対に買わないですが、翻訳の難しさをいろんな人に知ってもらいたいので、ぜひお勧めします。