ファイザー社がRemoxy開発プログラムを継続

ファイザー社は本日、徐放性カプセル(Extended-Release Capsules)であるRemoxy(オキシコドン[oxycodone])の製剤技術で大きな成果を得たことから、Remoxyの開発プログラムを継続することを発表しました。今年初めにFDAから受けたガイダンスに従い、ファイザー社はさらなる臨床試験を行い、2011年6月のComplete Response Letterに対応していきます。新たに行う試験では独自のRemoxy製剤を対象に、その生物学的同等性と副作用リスクの評価を行います。

Remoxyは治験中のオキシコドン持続放出型経口製剤であり、中等度から重度の疼痛管理でオピオイド鎮痛薬(opioid analgesic)の24時間投与が長期間必要とされる場合に使用されます。RemoxyはPain Therapeutics社がDURECT CorporationのORADUR技術を用いて開発した薬剤です。ちなみに、同技術は一般的な改ざん方法を阻むためのものです。2005年に King Pharmaceuticalsは Pain Therapeuticsと契約を結び、Remoxyの開発と販売の権利を獲得しました。King Pharmaceuticals社は2009年3月にRemoxyの全権利を獲得し、2010年12月に新薬申請書を再提出しました。そして2011年2月にはPfizerがKing Pharmaceuticalsを買収してRemoxyの所有権を取得しました。