Gilotrif (afatinib)

Gilotrifって何?

Gilotrif(afatinib)は、癌細胞の増殖と拡散を防ぐ薬です。
Gilotrifは体内の他の部位へ転移する非小細胞肺癌の治療に用いられます。使用目的は今回紹介するもの以外にもあります。

Gilotrifに関する重要な情報

Gilotrif錠を服用するとともに、日焼け止めや保護衣類で日光暴露を最小限にします。
Gilotrifを服用するとほぼ必ず下痢を起こします。下痢の程度がひどいと、脱水や尿障害が生じることもあります。下痢があまりにもひどい場合には、医師に相談してください。下痢は長くて2日以上続きます。
目の痛みや腫れ、充血、かすみなどの症状があらわれた際も医師に報告してください。息切れや運動障害、咳き、疲労感、むくみ、動悸、急激な体重増加などがあらわれたときも医師に報告です。

Gilotrifを服用する前に

afatinibにアレルギー反応を示す場合にはGilotrifを使用していはいけません。
Gilotrif服用の安全性を高めるため、腎障害、肝障害、心疾患、肺疾患や癌、呼吸器の障害、視力障害、ドライアイを呈していたり、コンタクトレンズを着用している場合にはそのことを医師に知らせてください。

FDA妊娠カテゴリーD:妊婦はGilotrifを服用してはならない。胎児に有害となる可能性がある。治療中に妊娠した際にはすぐに医師に報告すること。同薬剤を使用している間と治療後2週間は避妊を続けること。
afatinibが母乳に入るかどうかや、赤ん坊に悪影響を与えるかどうかはわかっていません。同薬剤の使用中は母乳を飲ませてはいけません。

Gilotrifの服用方法は?

医師の処方通りにGilotrif錠を服用してください。治療を開始する前に、あなたの肺癌タイプに対してGilotrifが適切かどうかを判断するためのテストが医師によって行われます。
Gilotrifの一般的な服用回数は1日1回です。調剤ラベル(prescription label)に記載された使用法に従ってください。また、推奨された服用量を守ることが重要です。
食後2時間後、最低でも1時間後、できればすきっ腹の状態で錠剤を飲んでください。
Gilotrifは重度の下痢を引き起こすことがあるため、脱水により生命を脅かすことがあります。下痢を防いだり、すぐに治したりするための薬を与えられることがあります。
loperamide (Imodium)のような下痢止め薬(anti-diarrhea medicine)を医師から勧められるかもしれません。使用する際には医師やラベルの記載内容に従ってください。
Gilotrifの服用中は血液テストを頻繁に受ける必要はありません。
錠剤の保管場所は湿気や熱、光のあたらないところにしましょう。使った後は必ずふたをしめましょう。
使用期限の過ぎたものは捨てちゃいましょう。

服用を忘れたら?

忘れないうちにすぐに服用しましょう。次の服用時間が12時間以内にある場合は、その服用をとばしてください。忘れた分を余分に摂ろうとはしないでください。

過剰に摂取したらどうなる?

すぐに診察を受けてください。

Gilotrifの服用中に避けたほうがいいことは?

日光を避けてください。タンニングベットに寝転がるなんてのはもってのほかです。外に出る際にはSPF30以上の日焼け止め薬を使ってください。