Fetzima(levomilnacipran)の徐放性カプセル

FDAがFetzima(levomilnacipran)の徐放性カプセル(extended-release capsule)を承認しました。同薬はセロトニンとノルエピネフリン( norepinephrine )の再取り込み阻害薬(reuptake inhibitor )であり、大鬱病性障害(Major Depressive Disorder )の治療に用いられます。

Fetzimaの服用前にはMedication Guideを必ず読んでください。もしかしたら新しい情報が記載されているかもしれません。使用方法を読んだからといって、ヘルスケアの提供者にまったく相談しないのはよくないでしょう。

ヘルスケアの提供者に次のことを尋ねてみましょう。
抗うつ薬のリスクとベネフィット
うつ病や他の重篤な精神障害に対する治療選択肢

Fetzimaに関する重要な情報

うつ病抗うつ薬精神障害、自殺願望、自殺行為、セロトニン分泌障害などに関する情報で最も重要なのは何だろうか?

Fetzimaと他の抗うつ薬は重篤の副作用を引き起こすことがあります。

1. うつや精神障害は自殺願望や自殺行為の最も一般的な原因です。人によっては自殺願望または行為に至る可能性が非常に高くなります。たとえば、双極性障害(躁鬱病)などがその一例です。

2. 抗うつ薬を服用し始めた子供や10代の若者、青年は最初の数ヶ月の間に自殺願望や自殺行為を呈しやすいので、子供へのFetzima使用は認可されていません。詳細に関しては子供ヘルスケア提供者に問い合わせてください。

3. 自殺願望および行為を防ぐためにはどうしたらいいか?
・気分や、行動、考え方、感情の変化に注意を払ってください。とくに服用量を増減し始めたときはこれが非常に重要になります。急激な変化を感じたらすぐにヘルスケア提供者に相談しましょう。
・ヘルスケア提供者との面会はスケジュールどおりに行ってください。面会時以外でも必要があればすぐに連絡を取りましょう。自殺未遂、衝動的行動、攻撃的な感情、死ぬことを想像、うつの悪化、不安の増大、興奮、パニック行動、睡眠障害、イラつき、躁病(mania)、気分の急変などに至った場合は医師などにすぐ報告しましょう。